懲役刑

兵庫県・権現ダムで女性の死体遺棄事件 森翔馬、稲岡和彦

2018年に起こったひとつの事件。
その犯人を特定するきっかけとなったのは合う画像だったようです。
本事件はいまだにその全貌が公開されていないのですが今回は既に出ている情報をつなぎ合わせていきます。

事件内容

2018年8月11日8時30分ごろ
釣りに来ていた人が兵庫県加古川市にある権現ダムに透明なプラスチックケースが浮かんでいることに気がつきました。

そのサイズはかなりのものだったようです。

なんだアレはそう思った釣り人は目を凝らして透明な箱の中身を確認します。

すると驚くべき事実が発覚しました。

なんと箱の中には人間らしきものが入っているのです。

箱の中身は人間

それに気付いた釣り人は慌てて警察に通報します。
そしてこの通報を受けた警察が現場に急行してきました。

到着した警察によってダムに浮かぶプラスチックケースが、回収されます。

そうして中を確認するとやはりそれは人だったのです。
見た目は若い女性ですでに冷たくなていました。

これを受け警察は発見時の状況などから本件を時点であると断定しすぐに、捜査へと乗り出します。

そこでまず最初に捜査員が目を付けたのは女性が入っていたプラスチックケースです。

そのケースは何処にでもあるようなものだったのですが一つだけおかしな点がありまし
た。

発見時、プラスチックケースには2つの土壌が取り付けられていたのです。

これはおそらく犯人がダムにケースを捨てた際、浮いてこないためにとつけたものなの
でしょう。

しかし釣り人は浮かんでいるケースを見て通報しています。
つまりどのの重さに対してケースの浮力が勝っていたのです。

その事からも素人の犯行ではなく地方との犯行だということがうかがい知れます。

そんな推測が飛び交う中、ケースに入れられていた女性の所持品から身元が割り出されることとなりました。

亡くなっていたのは小西優花さん

それによると彼女は三重県出身で事件当時は大阪市の十三に住んでいた女性
小西優花さんだそうです。

小西さんの居住地である大阪十三から発見現場の兵庫県加古川市権現ダムまでは高速道路を利用しても1時間半ほどかかる道のりがありました。

これほどまでの時間をかけて移動してきたのはなぜなのか、
それとも小西さん自身が加古川市を訪れたところで事件に巻き込まれたのかそうしたさまざまな可能性が浮上していきます。

そんな中、小西さんの身元判明を受けてさらなる情報が入ってきました。

彼女は地元三重県津市の通信制高校を卒業したあと歯科衛生士を目指して大阪にある
専門学校に通っていたそうですまたそれと同時に大阪市内のキャバクラでも働いてい
ました。

そこではかなりの人気だったらしく客も多く抱えていたといいます。
そのことから客絡みのトラブルである可能性も浮上してきました。

さらに小西さんの twitter アカウントが発見されます。

小西さんの最後のtwitter内容

そしてそこには不審者に付けられたとの内容が2件投稿されていたのです。
しかもそれが最後の投稿となっていました。

ツイート内容は次のようなものです

『午後8時38分をツイートを前に座ってきたオッサンに神されてるなう』
『おっさんこんなこと書かれてるとは知らずガン見 now』
『隣の自撮りしてる女の方、見とけよ』
『今日はいらいらする日や』

それから12分後の午後8時50分
のツイートそれでから後ろぴったりつけられてエスカレーターはさすがに鳥肌やったから駆け下りたし、こうした投稿があったことから警察はストーカーによる犯行の線も考え始めます。

もしこのツイートにある中年男の犯行だとするのなら犯人は小西さんと顔見知りでは
ない人物だということになるのです。

さらなる情報が欲しい警察は小西さんの sns を確認していきます。

小西さんと連絡がとれなくなる

すると事件発覚2日前から彼女との連絡が取れなくなっていたことが判明しました。

最後のやりとりはLINE上で行なわれており小西さんから友人に自宅にいるというメッセージが送られていたそうです。

しかしその後友人があなたにメッセージを送ってみても彼女から返信が返ってくることはありませんでした。

それどころか既読すらつかなかったそうです。

メッセージが捉えたのは2018年8月9日の午前2時ごろとなっています。

この情報から小西さんは8月9日午前3時ごろにトラブルに巻き込まれた可能性が有力
視されることとなったのです。

事件解決の重要な情報

そうして操作が着々と進められていく中事件を解決へと導く重大な情報が見つけ出され
ます。

それは防犯カメラの映像でした事件発覚の2日前小西さんが自宅マンションを出てタクシーに乗る姿が防犯カメラに映し出されていたのです。

そしてその映像には彼女と親しげに歩く男の姿も残されていました。

容疑者森翔馬が浮上

二人は並んで歩いており男が小西さんの肩を抱き寄せるような場面もありますそのこと
から当初2人は親密な関係にあったとされました。

この男の姿がしっかりと記録に残されていたことから何者なのかはすぐに発覚したようです彼の名前は森翔馬、大阪市西区立売堀に住む当時二十歳の男性でした。

森は以前から様々な職を転々としていたらしいのですが、事件当時はスカウトとして働いていたといいます。

彼と小西さんとの関係についてもスカウトされた過去があるという情報が飛び交いました
ただ二人の関係に関しては他にも同じ店で働いていたと言った情報や森が小西さんが
働く店の客だったなどという情報もありはっきりしたことはわかっていません。

ですが小西さんの友人らは二人が親密な関係にあったということを否定しています。

彼女の友人だの間で森の評判はかなり悪かったらしく、防犯カメラに写っている森が小西さんの肩を抱き寄せているのも一方的に彼がしているだけなのではないかと言われていました。

また森の友人は彼のことを不良とまではいかないがどちらかというとやんちゃばかりしているトラブルの絶えない男だったとしています。

警察は防犯カメラに映る前の状況を知るべく小西さんが出てきた自宅マンションの捜索に当たりました。

しかしマンション内が荒らされたような形跡はなく
争ったような様子も見られません。

その後とから犯人がマンションに立ち入っていた可能性は低いとされました。

いずれにせよ防犯カメラの映像から森が容疑者として浮かび上がってきたのです。

警察は2人の交友関係などを洗い直しながら他の防犯カメラに残された映像も確認して
いきます。

すると森が自身のマンションからかなりの大きさのものを運び出す様子が映し出されて
いることが発覚しました。

もう一人の容疑者稲岡和彦

そしてその際荷物を運び出していた男は森の他にもう一人いたのです。

この男は大阪市生野区巽北に住む当時42歳の稲岡和彦という人物でした。

稲岡も以前から様々な職業を転々としていたと言われており事件当時はお金に困ってい
たという話もあります。

そしてそんな彼の実家があるのは現場となった権現ダムがある恭吾県加古川市だったの
です。

そのことから稲岡が現場付近の地理に詳しかったことが分かりました。

さらに稲岡が9日午前にレンタカーを借りて10日の朝に返却していたことも判明します。

これらの情報から捜査員は森がマンションで小西さんを手にかけた上で彼と稲岡の2人
が荷物を装って彼女を外に運び出し権現ダムに捨てたのではないかと考えました。

二人の容疑者を逮捕

そして事件発覚から1週間後の8月18日兵庫県警加古川署捜査本部が森翔馬と稲岡和彦の2人を逮捕したと発表したのです。

この際、森が主犯稲岡が共犯だとされていました。

それから二人への厳しい取り調べが始まります。

その中で森は事件当日に小西さんと飲食を共にした後、彼女と一緒に自宅マンションへと
戻ったことを認めました。

容疑では自宅マンションで彼が小西さんの首を絞めて手にかけ
た後稲岡と共謀して彼女を入れたケースを権現ダムに捨てたもんをだとされています。

この容疑について森はダムに定数を捨てたことは認めているものの小西さんを手にかけ
た記憶はないとしました。

また共犯とされた稲岡との関係については面識はないと供述しています。

これは稲岡も同じでおそらくは以前からそう話すように決めていたのでしょう。

しかし捜査が進む中で2人の関係は明らかになっていきました。

何でも森は運転免許を持っていなかったらしく、そこで稲岡が彼の運転手として雇われていたというのです。とはいってもそこには正式な雇用関係などはなく
稲岡は森のパシリのような扱いだったとみられています。

そして権現ダムが現場に選ばれた理由はやはり稲岡に土地勘があったからでした。

そんな彼は逮捕後から一貫して衣装ケースの中身については知らなかったという供述を
しています。

ただケースを森とともに運んでダムに捨てたことやレンタカーの用意運転をしたこと
は認めました。

判決の結果

その後行われた裁判で検察は森に対して懲役20年
稲岡に対して懲役2年を求刑系しています。

しかし実際に下された判決は森に対して懲役7年
稲岡に対して懲役1年6カ月執行猶予3年というものでした。

このような判決に至ったのは森に対する殺人罪が認定されなかったことが原因だった
ようです。

彼は小西さんを手にかけたことについては否定し続けていました。

事件が起きたとされているのは森の自宅内だとされており、そこには防犯カメラなども
ありません。

そのため犯人を供述と状況証拠が全てとなってしまったのです。
これは稲岡についても同様でした。

そして下された判決ですが、この結果には世間の人々からも多くの疑問の声があがったようです。

とはいえこの判決は一審で下されたものにすぎません。

判決を不服とした神戸地検は2019年12月24日に控訴しています。

いかがでしたでしょうか
犯人逮捕にまでは至りながらも容疑をかけられたすべての罪には問われることのなかっ
た事件今後の裁判で真相が明らかになり犯人らに適切な刑罰が科されることを祈るばかりです。

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